自賠責保険の被害者請求について

自賠責保険の被害者請求について

交通事故にあって被害者の立場で怪我をしたとします。そこで、「この怪我は凄く痛かったから100万円の慰謝料をよこせ!」といってもまず、損保会社は取り合ってくれません。自賠責保険では被害者の請求は、あくまでも通院日数、入院日数、休業日数といった、実際の日数を報告するだけにしかすぎません。そしてそれを元に計算をして、補償額が提示されます。

 

それが不服であるならば、弁護士なりをたてて、民事で争うということも可能ですが、95%の交通事故が示談で解決しているというように、普通はそこまでいかないと思います。例えば、通院1日4200円という基準に対し、自分は10000円の慰謝料が欲しいと被害者請求をしたとしても、その根拠が何か証明できるものなのかという点が問題です。基本的に、自賠責保険は被害者の救済を平等に、事務処理を煩雑化させず、すばやく処理するためのものです。

 

休業補償に関しては、19000円までの上限が認められています。これを上回るほど稼いでおり、実際に休業による損害が出ているという場合は、被害者請求も説得力のあるものになるでしょう。心のダメージみたいな外から定量化できないものとは違い定量化できますので。この場合は、自賠責保険ではカバーしきれない分として任意保険なり、被害者の自腹なりで補償してもらうことになるのではないかと思います。

 

要するに一般の人の感覚で納得できるものであるかどうかというのが、法律の世界でも普通の話であろうと思っています。目に見えないダメージをことさら大きく言って、被害請求額を上げようとしても、中々通る物ではないと思います。

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