加害者が自賠責だったらどうなるのか

加害者が自賠責だったらどうなるのか

交通事故に巻き込まれ、加害者が自賠責だったらどうなるのでしょうか。まず加害者というのは、自動車の持ち主、運転者の両方が含まれます。つまり自動車を所有している人が友人に車を貸して事故を起こした場合、車を貸した人も加害者として責任を追及されます。これを「運行供用者」といって法律で規定されたものです。

 

さてこの加害者が自賠責であったら、まず保障の上限が低いということが問題となると思います。例えば事故の死亡事故の場合の保障上限は3000万円となっています。相手の所得や遺失利益などを考えるとかなり低いものです。障害保障の上限は4000万円、障害保証が120万円と最低限のものでしょう。ちょっとした事故であれば、自賠責でカバーできますが、重大な人身事故などの場合非常に心細いものです。

 

私の経験ですが、手首のちょっとした怪我ですら30万円からの慰謝料をもらいました。骨折などの数ヶ月に及ぶような怪我や手術が必要な怪我の場合、自賠責でカバーしきれるかどうかは分かりません。

 

加害者が自賠責だったらなら、とりあえず上記の保障は可能ですが、「自賠責のみ」という人が加害者の場合、その人に支払い能力があればいいですが、ない場合は厳しいものになります。また、加害者になったときも自賠責だけでは、被害者への保障には不十分と考えられます。ですので、一般的に車を運転する人は自賠責保険だけではなく、任意保険にも加入する人が大部分です。数字でいえばおおよそ85%といわれています。自分が、交通事故の被害者になったらと考えたときに、この数字が高いとみるか低いとみるかは、それぞれの考え次第でしょうか。

関連ページ

自賠責とは
自賠責は事故の被害者が最低限の補償を受けられるように、国が被害者救済を目的に始めた保険制度です。自賠責では、人身事故について支払われる保険です。
自賠責保険の流れ
自賠責保険の流れは、請求者が加害者か被害者かで違ってきます。加害者が請求者の場合には、示談をして、被害者に賠償金を支払って、その領収書をもらって、それを請求書類とともに送ることをします。
自賠責保険と自動車保険の違いは
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)も、通常の自動車保険もどちらも自動車の保険ですが、その違いはわかっていますか?
自賠責保険はいつも補償をしてくれる?
自賠責保険では対人賠償を補償することを目的としていますから、賠償責任がない事故の場合には、被害者への支払い責任はないことになります。
交通事故で自賠責保険しか入っていない場合について
自賠責の補償はあくまでも人的な損害に対する補償です。もし被害者の所有物に対する損害を与えてしまっている場合は、自賠責ではカバーされません。その場合は自分でカバーするか、任意保険でカバーすることになる
自動車の自賠責保険について
自動車の運転には全くミスがなくとも事故に巻き込まれ、相手に怪我をさせてしまうこともあります。これを無過失責任といいます。このようなケースも想定し、任意保険まで加入しておくことが安心だといえます
自動車保険における自賠責保険の問題点と任意保険の必要性
自賠責保険の問題点はあくまでも人身事故を対象とした被害者救済目的の保険です。また、人身事故の補償に関しても、最低限の補償です。
自賠責保険は新車の場合37ヶ月
自賠責の期間について調べてみますと、最大37ヶ月という期間が設定されています
自賠責保険の代理店資格について
自賠責保険の取り扱いは資格をもっていなければ出来ない
重量税の減税について
2010年4月1日以降に車検を受けた物はこの暫定税を含む重量税20%が減額されています。
自賠責制度PRキャラクターで自賠責加入促進活動
平成22年度の自賠責制度PRキャラクターが広瀬アリスさんというタレントさんですが16歳ですね。